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【書評・感想】ネットで「女性」に売る 数字を上げる文章とデザインの基本原則


ネットで「女性」に売る 数字を上げる文章とデザインの基本原則
を読みました!

ライティングの参考になる!と思ったので、感想をまとめます。

そもそも…

あんまり、女性はこう、男性はこうって決めつけるのってよくないと思うのですが、そのことは著者の方も、もちろんよくわかっていると感じました。男女問わず、特にラグジュアリー系の商品とか、世界観を伝えるべき商品では、かなり参考になると思います。

男性は足し算、女性は引き算?

男性は自分に能力を足していって、すごい人になりたい!という欲求が高いらしい。
女性は、今の状態は本来の自分ではなく、何かに妨げられている状態なので、何かを取っ払って本来の自分に戻りたいという欲求が高いらしい。
おおー、自分的には当てはまってるかもw「ありのままで~」とか流行ったもんね。自分もLet it go大好きですw
でも、これは男女がDNA的に趣向が違うというよりは、社会がそのような要請をしてきたからかもなぁって思って、深く考えたら、ちょっと病んだので次に行きまーすwでも、そんな感じで、社会学的な読み方もできる本なのは間違いないです。

ピンクについて、私が思うところ

青みピンクはネオン街を連想させ、男性が選びがちなピンクって書いてあったけど、それはちょっとわからないなぁって感じた。
青みピンクって、ケイトスペードとかの商品にあるようなパキッとしたピンクで、都会的で自立した女性感があって、個人的には結構好き。
暖色系のピンクは家庭的な感じがしますね。家庭的と反対な意味でネオン街っていうのもあながち間違いではないのかもw
でも、寒色系はダメって覚えちゃうと危険な気はする。もちろん、そのへんのフォローもしっかりありましたが。

モテという概念の違い

女性には、「モテ」という訴求は響かないってところも、なるほどと思いました。
ゆうこすとか、「モテ」を全面に押し出したインフルエンサーも流行ってるやん!
とも思ったんですけど、そもそも「モテ」という言葉の定義が違うんですよね。ただ複数の人に好かれることではなく、最高の状態の自分で、自分に自信を持っているみたいなことが女性が求める「モテ」なのかもしれません。

ゆうこすのブログに書いてたことも面白かったんで、どうぞ。

https://lineblog.me/yukos0520/archives/8330747.html

あなたにしかない強みを

これは、仕事でというより、ブログとか個人の活動について考えたときに、すごく嬉しかった部分。

仕事では、大きく言えば、お客様のサービスや強みを伝える立場なので、ここで悩むことはないんですけど、個人で書いてる場合、「なんか、これ書いて意味あるかな。もっと、うまく書ける人がいるはず…」みたいな気持ちが一番の障害になったりするのでw

「強み、ないかも…」前提で考えてたら、いっこも見つからへん強みも、強みとある前提やと、「え?大して知識ないのに書いてるとか、逆に勇気やばない?」的な感じで強みと捉えられることもあるかもww
(もちろん間違ったこと流布したらあかんので、ちゃんと勉強したり、個人の意見であることは明記しないといけませんけど)

こんなにアピールしていいの!?

このあたりは具体例があって、かなりよかった。
商品のPRって、いいこと書くのが当たり前なんやけど、「なんか自慢っぽくないかな?押し付けがましくない?」って思い過ぎて控えめに書いてしまうことある。
で、何も伝わらない。

そのへんを回避できる案が結構具体的に書いてるので、参考になりました。例はポップめな文章やけど、考え方は高級感のある文章でも結局一緒だと思う。

まとめ

女性向けって書いてあるけど、男女問わず参考になると思いました。
特に、若い世代の男性には「好きなことで生きていく」みたいな、どっちかというと「ありのまま」系のメッセージも響いていると思うので。
昔から、あったニーズが、今までうまいこと画一化されて隠されてきたんが、だんだん表に出てくるやろし。
わりとすぐ読めるので、ぜひ読んでみてください。
ネットで「女性」に売る 数字を上げる文章とデザインの基本原則

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