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旅するように暮らす

新海誠展の感想


本日、「君の名は。」地上波放送を記念して、東京出張にかこつけて行ってきた新海誠展をレポートします。

場所は六本木の国立新美術館。
とても豪華な企画で、なんと音声ガイドは神木君でした!
しかも、神木くんの視点も入ってて内容も深かった!

デザイナーでもない自分が言うのもあれですが、人の作品を見るって絶対仕事にもつながるよなぁって思ったので、覚書的ですが感想書きます。
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新海誠、意外とディレクターっぽい?

新海さんの作品って「青臭い」とか「セカイ系」とか言われてきていたと思うので、
新海さんが意外と現実的な人だな、と思ってまずびっくりしました。

しかも、絵も例えば「人物とかはもっとうまい人がいるからその人に任す」、みたいなことをおっしゃっていて、
すごく現場を回す力がある人なんだろうなって感じました。
最初はたった一人でアニメ作りをして、それが話題になった人だけど、決してそれだけの人ではなくって、チームワークで作っていける人なんだ!って思いました。
全然、殻にこもってるようなタイプじゃなくてむしろ統率力ありそう。
共通言語を持って、いろんな専門分野の橋渡し的なこともバリバリやる人やん!
(勝手な感想ですけど)

「君の名は。」が商業的に大ヒットしたから、新海さんの個性が薄れたという評も聞くけど、
個人的には「うーん、むしろこの人、もとからかなりのバランス感覚の持ち主では?」と感じた。

ガンダムの富野さんとの対談も秀逸でした。
冨野さんが「パソコンは使いたくない」的な、発言をするのですが、
「あ、そうなんですね」的な感じで、多分新海さんって人の話の中でも聞かんでもいいとことは完全スルーするんだろうなって思いました。
でもそういうのって多分大事。
(勝手な感想ですけど)

武器を増やす大切さ

実は以前、特に意識せずテレビで「星を追う子ども」を見たことがあったのだけど、そのときはすごくセリフが大袈裟に感じてしまって、
作画とかジブリをさらにエキゾチックにしたような世界観はすごく気に入ったのに、うまく入り込めなかったことがありました。

でも、だからって、言葉を削ったり弱くするのも違う気がします。

で、時が流れて「君の名は。」を見たときに一番心に残った言葉は
「君が全然全部なくなってチリヂリになったって
もう迷わない また1から探しはじめるさ」。
そう、歌詞なんですよねw

セリフで伝えたら重くなってしまうけど、じゃあその言葉を削るかって言ったらそうじゃなくて、
もしかしたら役者を変えたらいけるのかもしれないし、こうやってBGMをガンガンに流して、曲作りからかかわってシンクロさせていくってやり方もある。

そうやって、いろんな武器を持っておくって、とても大事だと思った。
どんどん削っていったら一回り小さいものになってしまうと思うから。

そういう考え方は、いろんなもの見てどんどんパクっていこうと思った。
パクらないと、できるもんもできない。
オリジナリティは自分の中に潜るだけでは出てこなくて、既存のものの貼りあわせっていう人もいるかもしれないけど、貼りあわせるのどんだけ難しいかわかってますかって感じだし、結局その再構成のやり方にイヤでもオリジナリティが出てしまう…と思った。

広告アニメーションのすごさよ

「ここでこう感じてほしい」を伝えるアニメーション。
大成建設の動画とか、涙出そうになった。
コーポレートサイト作るときなど参考にしたいと思った。

「君の名は。」の着想を得たといわれるZ会のクロスロードも秀逸すぎる。

リアリティ?それとも

新海さんの描く世界はとてもリアルって言われることも多い。

ロケ写真と実際に仕上がった絵を対比する展示があって、写真との違いにびっくりした。
絵の方がすみずみまで、ビシーッとピントがあってる。
青みを乗せているから、写真よりずっとクリアでソリッドな感じ。
輪郭線が明瞭。

そういう感じが、純粋なもの以外を排除しているように思えて、
それこそ「青臭い」と思われるのはキャラや話運びだけじゃなくて背景から何から全部なんだとも思ったし、
全く逆に「写真より自分の目で見る光景の方がずっとビビッド」なのかもなぁとも思った。
カメラを通さない光景に近いと感じるからリアルと感じるのかもしれない。
案外、人の目の方が回り込むようなカメラワークとかもやっているしね、日常の動きの中で。
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影響を受けた作品

こういったものが見られる展示ってなかなかないから素晴らしいと思った。
(後、展示のやり方で言うと雨の演出も最高だった。)

新海さん、「ノルウェイの森」好きそーw
確かにね、村上春樹の映像化もいつかやってほしい!

それと、ダメ人間の話も好きって意外すぎる!
世俗感か…ないようでジブリ作品とかに比べればずいぶんあるかな。(ジブリ好きですが!)
田舎の描き方が美しいだけじゃなくて閉塞感とかもちゃんと描かれているところが好きです。
それを描いてなお、美しいからこそ、美しいと思う。
やっぱり長野の出身の人だから。別に宇宙とか描いてたのも、青臭さじゃなくて、ただ東京より宇宙の方が近かったんだよ。
内陸からは。空見上げたら星だけど、東京は山の向こうでしょ、などと思う田舎出身ww

今のインプットが、今後どう作品に生きてくるのか、とても気になる。

聖地巡礼

じゃーん!アイキャッチにも使いましたが、このカフェ、わかりますか?
「君の名は。」で出てきましたよね!
瀧君と奥寺先輩がデートしたあのカフェです!!
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新国立美術館は聖地巡礼も一緒にできる場所なんです!素晴らしすぎる。

仕事先の最寄り駅も聖地。逆行過ぎ…

仕事先の最寄り駅も聖地。逆行過ぎ…

「君の名は。」、あまりにもヒットしたから逆に浅い作品なのでは?と思ってましたが、見たらけっこう日本社会描かれてる!って感じて、とても気に入ったので、ぜひ見ていただきたいです。
震災後の日本でこそ生まれたエポックメイキングな作品だと思います。
男女、都会と田舎、立場の違う人と入れ替わる…決して説教臭くなくポップに描かれていますがそれがいいと思います。

ちなみにハリウッドリメイクの話も聞いてとても楽しみにしています。
舞台がアメリカになれば、入れ替わる対象も人種が違ったりとか、様々なことを描けそうな気がします。

なんと2018年全国巡回決定!大阪でも見れます!

公式Twitterによると2018.3/14-4/2阪急うめだ本店で見られるそうです!
ぜひチェックしてみてください(^^)/

Rie@LLT
旅するように暮らしたい…そんな気持ちで始めたブログです。

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