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1ヶ月で800点台から900点へ!TOEIC900点を攻略する勉強法


はろー!とか言ってますが、純ジャパ、英語圏への留学経験もない人、ふじーです。
長年800点台をウロウロしていたのですが、最近、初めてTOEIC900点を越えることができました。
ギリギリの905点ですが(笑)

Twitterで自慢したところ、嬉しいお言葉と勉強法についてご質問いただいたので書いてみます!

自分も仕事をしながら取ったこともあり、
忙しい社会人でも1ヶ月でTOEIC900点を取る勉強法とスケジュールになってると思いますので、
ぜひ読んでみてください。

勉強開始時の自分のレベル

もう5年以上前に865点を取得したのがマックスで、それ以降TOEIC受験も英語の勉強も特にしていません…。

帰国子女であったり、海外出張や駐在経験があったりというイケてる経験はないものの、
(もちろんイケてる経験がある方も努力あってこそ語学を身につけられていることは間違いないです!)
仕事で英語を使ったりと、「チートじゃん!」と言われる経験もなくはないのですが…。
ただ、TOEICに関しては800点台から900点の間に壁がある感覚があって、
この差は本格的な海外経験がないと超えられないのでは?って思ってました。

でも、そんなことはなかったです。
この差は単純に試験対策の差です(笑)
で、対策は意外とフルタイムで社会人しながらでもできました。

結論:TOEICはTOEICの勉強したら900点取れる

ということで、超えられない壁とかではありませんので、安心して勉強していただきたいです!

使った本・単語帳

今回あんまり教材は使ってないのですが、私が実際に使ってよかったものを紹介します!

公式問題集(模試)


公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5


公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4

これは絶対必要ですね!
理想としては、直近の問題集を2冊買って、4回分の問題を解くといいと思います。

すでに受験経験がある方は持っていらっしゃるかもしれませんが、
それでも最新のものを買ったほうがいいです。
微妙に試験の傾向が変わっていることもありますし、
自分が前に勉強していたときのメモ書きや回答へのチェックなども侮れません。

本当に理解しているわけじゃないのに、ついついメモとかを見て答えを選んでしまったりして、
正しい実力が測れないことも多いので、できるだけ新品の本を使うのがいいと思います。

使い方としては、模試として通しで解くのはもちろん、その後の復習も大切です。
私は、1回分の模試を最低でも2回は解きました。

また、解答の中にちょっとした単語帳もあるので、その部分や、わからない単語はノートに書き写して覚え込むようにしていました。
英単語には1語で多くの意味を持つものがありますが、TOEICで登場する意味は限られていたりするので、その感覚を養うことができます。

ちょっとした単語帳コーナーです。

最近の公式問題集はリスニング音源が、Audibleというアプリでダウンロードできるようになっており、通勤中などにリスニングの復習をするのにも便利ですよ。

単語帳

単語帳は今回こちらを使いました。

新TOEICテスト900点突破英単語ドリル

赤シート付きで、すでに文字の一部が赤色になっているので、すぐに暗記用として使えるのが便利です。
連語的な表現も豊富で、最後に単語の索引があるのも使いやすかったです。

単語帳は点数把握に使うわけじゃないので中古でもいいと思います。

あと、こちらのサイトに頻出熟語がまとめられていたので、全部書き写しました!
絶対に覚えたい!TOEIC頻出熟語210語まとめ

TOEIC勉強法と勉強ノート

私のTOEIC勉強の大まかな流れは下記につきます!
(すごい普通です)

模試を解く

模試を採点する

模試で間違えたところ・勘で正解したところを解答・辞書を見て理解し、ノートに書き写す

ノートを持ち歩き隙間時間に見る、音読するなどして覚え込む

もう一度同じ模試を解く

こんな感じで何の変哲も無い勉強法ですが、
実はポイントはが4つあります!

1. 勘で正解したところも必ずよく確認する。

TOEICはマークシートなので、勘で正解することも結構あります。
そのため、間違えたところだけを復習しても不十分です。
(自分も以前は間違ったところだけ見直してたのですが…)

なので、模試を解くときに、「ここは自信がなかった」ということが、
わかるように問題集に印をつけておくといいですね。

2. 音読を取り入れる

これは今回900点を目指すに当たって最も強化したところです。

実は今回勉強始めた当初は「この単語見たことある気がするのに答えわからん!」
ということが、多かったんですね。

私の場合は「読む」「書く」だけだと、記憶がおぼろげになることが多いので、音読で覚え込むことにしました。
音読といっても長い文章を読むというよりは、1文や単語をぶつぶつ言うだけなんですけど。
音読すると、目と手だけでなく、「口」と「耳」も使うので、
いろんな感覚が刺激されて記憶に残りやすいと感じました。

3. ノートに書き写すときは単語だけではなく文単位で

単語の意味はわかっても使い方がわからないことって結構あると思います。

句動詞(「動詞+副詞」または「動詞+(副詞)+前置詞」によって構成され、特別な意味を生じ、まとまって1つの動詞のように機能する定型のフレーズ。)のように、
フレーズとなって、特別な意味を持つ表現もありますし、文頭に来たときに特別な意味を持つ言葉もあります。

とはいえ、全部の文全体を写すのは時間的に無理なので、単語だけで済ます部分もあるんですけどね(笑)

私の勉強ノートを例に出すと、こんな感じで英語の文章の下に日本語を書いて覚えています。

4. 「知ってる」と思う表現も辞書で調べる

今回、読み飛ばさないことの重要さを痛感したのは、
in personという表現。

inもpersonも、誰もが知る言葉ですよね。

私も今回改めて辞書を引くまで、「個人的に」とか、
そーゆー意味かな?って思ったんですけど、結構違う意味でした!

正解は
「(代理でなく)自分で」、「本人が」、「(写真などに対し)実物で」
電話やメールで会話したり、テレビや映画の中である人を見ているのではなく、実際に相手と直接会うことを意味するイディオムらしいです!

「個人的に」と重なる部分もなくはないけど、違う意味ですよね!
ちなみにこちらのサイトでin personの用法が説明されてたんですけど、空港で(おそらく遠目で)直に有名人を見るようなシチュエーションでも使われています。

in person:じかに

こんな感じで、わかると思っていた表現も、しっかりと本当の意味と用法を押さえるといいと思います。

TOEICリスニングのコツ

スピーカーを見て!

リスニングテスト一般において、
先に問題や選択肢を読んでから聴いたほうがよい、とよくいわれると思います。

私もそうしていたのですが、試験中に迷う問題に気を取られて、先読みできなくなってしまったことがありました。
読もうとすると、次の文章の放送が始まってしまうし、ピンチ!!
ってなった時に、「もう、いいや!」
と思って、顔を上げて会場のスピーカーを見ました。

すると、問題用紙に目線を落としていたときより、ずっとクリアに聴き取れる気がしたんですね!
やっぱり会話では人の顔を見て話すので、音源の方を見るというのは理にかなっていると思います。

特にTOEICはリスニングの文章は1度しか読まれませんし、メモを取ることも禁止なので、
読んだり書いたりに気をとられるよりも、単純に聴くことに集中した方がいい結果が出るように思います。
(もちろん、点数に関係がないインストラクションの時間は、選択肢や問題を見ることに当ててくださいね!)

英語ができるのにリスニングが苦手な人は、
読むことに注意が向いてしまって音が聴けていないケースもあると思うので、一度お試しください。

もちろん、放送前に余裕があれば、先読みすることは有効なのですが、
「先読みできなくなった!」って焦るんじゃなくて、そんなときは落ち着いてスピーカーを見ましょう。

ジェンダーバイアスに気をつけて!

これはリスニング以外にも言えることなのですが、特に声で男性か女性かがわかるリスニングで顕著に出ると思うので書いておきます。

TOEICの世界、という表現があるくらい、
TOEIC試験は様々な配慮が行き届いた世界観となっています。

もちろん職業や職位の男女比にも偏りはありません。

なので、「お医者さん=男性」「上司=男性」「警備員=男性」
といった思い込みがあると、うっかり意味を取り違えてしまうことがあります。
気をつけてみてください。

TOEICリーディングのコツ

セクション5は悩まない!

セクション5は単語の意味、熟語の意味を問われることが多いので、知らなかったら勘しかないです!
一方で、セクション7は長文読解なので、知らない言葉があっても、周りの言葉から類推できる可能性が高いです。

セクション5は悩まず、セクション7のために時間を残した方が絶対に有利だと思います。
追って、セクション別の目安時間も紹介しますね。

練習でセクション7だけ解いてみる

セクション7は時間がなくなって、最後は塗り絵になってしまう方多くないですか??
私も特に対策しないで解くと確実にそうなります(笑)

多くの人が得点できないセクション7。
でも、セクション7自体の問題はそんなに難しくないんです。

長文ゆえに話の流れがわかれば回答できるので、
まずはセクション7のみを各セクションの目安時間の中で解いてみて、
自分の実力を知りましょう。

「時間があれば解けるんだ!」ということがわかれば、
自信が湧いてくると思います。

人名に注意!

先ほども述べた通り、TOEICはジェンダーや人種に対する配慮が行き届いた世界。

なので、John、Ken、Maryといった英語の教科書で馴染みのある名前以外も、どんどん登場します。

中でも日本人にとって馴染みが薄いのは、
Kumar、Patel、Guptaといった名前。

なんでも問題を作成するETSの人のお名前でよく登場するそうです。
出典:https://dot.asahi.com/dot/2018120700040.html?page=3

もちろん文法を深く理解していれば、問題ないことなのですが、
素早くリーディングパートをこなすうえでは、
「え?この単語どういう意味?」とパニックになってしまうこともあります。

そんなときは、「人名かな?」と思い至れば一気に理解できることも多いです。

TOEIC各セクション目安時間

各セクションの目安時間はこちらです。

Part5(全30問ー15分以内:1問30秒)
Part6(全16問ー10分以内:1問40秒)
Part7(全54問ー55分以内:1問55秒)

目安時間を知らずに回答すると、Part5にもっと時間がかかっている方が多いと思います。
Part5で15分以内に解ききれない問題が出たら、塗り絵にしてもいいですので、
迷わずPart6、7に移動しましょう。

事前練習で時間感覚を身に着けるのはもちろん大切ですが、
試験当日も必ず見やすい時計(携帯は不可です)を持っていくようにしてください。

1ヶ月TOEIC勉強スケジュール

私が試験1ヶ月前からの勉強で900点を突破したときの、スケジュールをご紹介します。
フルタイムで働きながら取得を目指される方の参考になればと思います。

1週目:まず1週目は問題になれることから始めましょう。
久々に英語を勉強する場合、2時間もあるTOEICの問題を通しでこなすことは、かなりハードルが高いですよね。

そのため、どんどん勉強が後回しにー…ということもあると思います!
なので、私はまずセクションごとに問題を解いていました。

公式問題集は直近の2冊を購入した前提で進めます。

まず1冊目の公式問題集を用意し、一週間かけて下記の順番で進めます。
※単語帳の音読や書き写して暗記など、単純作業的に詰込みできる部分は1週目から始めておくといいと思います。

リスニングのみ1回分回答
(リスニングは始まったら一気に進められるので1回で1から4セクションまで解きます)

リスニング1回分のみ見直し
(ここでノートを作ったり、音読したり、知らない表現を解答冊子やネットで調べます)

セクション7のみ時間を測って解答

セクション7見直し

セクション5、6のみ時間を測って解答

セクション5、6見直し

2週目:2週目からは勉強にも慣れて来ると思いますので、いちばん自分に負荷をかけていい時だと思います。
勉強だけでなく、本番と同じように問題を解く時間を増やして、緊張感がある中でどれだけ解答できるか試していきます。

また、2時間ものテストなので、途中でトイレに行きたくなったりします!
自分はどれくらい試験前に水分を摂ってよい体質なのか、
またコーヒーなど鬼門になる飲み物はないか、この時確認しておきましょう。
(カフェインは利尿作用があるので、試験当日はコーヒー以外でもカフェインを含む飲み物は避けたほうがいいかもですね)

1冊目の問題集の2つめの問題を通しで解く

2つめの問題の見直し(平日に見直しをするとすると、ここで3、4日かかると思います)

2冊目の問題集の1つめの問題を通しで解く

2冊目の問題集の1つめの問題を見直す

3週目:3週目は前半は負荷をかけ、後半はだんだんと、すでに覚えた知識を定着させることに意識を向けていきます。
このときは1番音読などに力を入れていました。
週の後半では、今まで解いた問題を再度解いてみることで定着を計ります。

2冊目の問題集の2つめの問題を通しで解く

2冊目の問題集の2つめの問題を見直す

1冊目の問題集の1つめの問題を通しで解く
(この問題はここで始めて、通しで解答することになります)

本番週:TOEICは基本的に日曜にテストがあるので、直前の土曜日まで勉強できます。
とはいえ、本番週なので、私はここで新しい知識は入れません。

私の性格上、直前にわからないところが出てきてしまうと「まだこんなに知らないことがある!どうしよう!!」と焦ってしまうので、
直前は基本的に、一度解いたことがある問題のみを解き、テストに対する万能感を高める(笑)ことに力を入れていました。
(このあたりは、性格出ますねー)

1冊目の問題集の1つめの問題を見直す
(すでに一度見直ししているので、1回目より時間はかからない想定です)

1冊目の問題集の2つめの問題を通しで解く

1冊目の問題集の2つめの問題を見直す

2冊目の問題集の1つめの問題を見直す
(2冊目はある程度記憶が残っていると思うので、見直すのみでいいと思いますが、
余裕があれば、もう1度解くとさらによいです)

2冊目の問題集の2つめの問題を見直す

という感じのスケジュール感になりますが、
かなり理想的なスケジュールなので、「できなかったから900点無理だ」と言うわけではないです!
8割程度できていれば、後は当日自信を持って挑むことの方が絶対大事です。

時間の使い方のコツ

社会人になってから勉強するにあたって、時間の使い方は見直してみました。

1時間以上の時間を大時間、それ以下の時間を隙間時間としたときに、
大時間隙間時間の使い方を今までと逆にした方がいいと思いました。

例えば、今まで暗記用のノートを作るのは大時間でやって、
暗記自体は通勤などの隙間時間でやるべきだと思っていたんですね。

でも、本来暗記って結構、集中しないとできないと思います。
見るだけじゃなくて、声に出さないと覚えられないこともあります。

逆に、ノートを作るのは、ある意味、単純作業なので、
椅子と机がある場所なら、隙間時間でもできると思いました。
なので、ノート作りは昼休みのランチを食べ終わった後の15分程度の時間も活用してました。

通勤時間も、ノートを見て暗記することもありましたが、
耳だけでできるリスニングの復習などに多くを当てていました。

まとめ&これから

今回取得できて思ったのですが、
TOEIC900点は本当に、留学などの特別な経験は必要なく、努力が有効な分野であると思いました。
やっぱりテスト形式になっているので、効率よく文法やボキャブラリーを押さえられると思います。

もちろん、まだまだ英語を使いこなせている!というには程遠いので、
これからは、試験勉強というよりも好きな本や外国のブログを読んだり、
映画を英語字幕で観たりして、「英語=勉強」という壁を壊していきたいと思います。

これからも英語学習についてはTwitterなども含めて、いろいろ発信していきますね!

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