はろー!異業種からWeb業界にやってきた人、ふじーです。
異業種転職についてはこちらの記事で語っております。
技術的にはまだまだであるものの、今の会社のおかげでWebディレクションで必要な考え方が身についてきたと思います。
自分はベースが低かったと思いますので(笑)、Web業界で活躍されている方にとっては当たり前のことばかりだと思いますが、言語化しておきますね!
企画書はたたき台!
正直、最初は企画書上で自分の意見を出すのが怖かったです。
完璧なもの、というか、
間違っていないもの、
もっと言えば叱られないものを出そうと思っていました。
それくらい、以前の業種では自分の意見を入れるということがなかったんだと思います。
そんな私でしたが、幸い、今の職場では、意見に耳を傾けてくれる環境があり、
おかげでだんだんと自分の考えを書けるようになってきました。
もちろん、
全然根拠なく提案すると
「なぜ?」
って突っ込まれるのですが、それは本当にその通りだと思います(笑)
逆に、ちゃんとデータがあったり、
ユーザーとしての自分の意見でもなんでも、
論理的な筋道が説明できれば、最終的に別の提案に落ち着くこともあるんですが、
とにかく話が具体的に進んでいくんですね。
例えば、社内打ち合わせの場で
「最終決定権は社長や経営層にあると考えられるので、その方をターゲットとしたサイト作りを提案します」
とまで言えば、
「いや、実際は管理部門の人とかがチームで情報集めをしてから、経営層の確認を取ることも多いから、
まずはその層に刺さるようにしたほうがいいんじゃないかな?」
など、返ってくる答えが具体的になってくると感じます。
STOP!玉虫色の表現!
でも、そこで逆に、
Xもいいし、Yもいいですねー
みたいな根拠も提案も説明しない、フワッとしたことを言ってしまうと、
返ってくる答えも、
じゃあ、とりあえず進めてみたいな感じになってしまうことが多いと思います。
フワッとし過ぎっていうダメ出しをしてくれる関係性だったらいいんですけど、
特にお客さんにフワッとした感じで提案してしまった場合、先方も気を遣われると思うので、もうちょっと具体的にしてほしい…って言えないこともあると思います。
一見、否定されずに、うまく進んでるように見えるんですけど、実際なにも決まってない…みたいな感じです。
そんなこと言いつつ、自分も何回もそういうフワッとしたこと言ってしまってると思うんですけどね(笑)
特に最初は語彙力足りな過ぎて、どうしても説明できないとかもあったし。
否定するものがあって初めて求めるものがわかる
これ、特に科学的根拠があるわけじゃないんだけど、人間の脳って否定しかできないんじゃないかと思うんです。
否定っていうか、比較かな?
具体的に目の前にあるものを見てはじめて、それが好きか嫌いか、やりたいことにあってるか、という意見が出てくると思う。
抽象的なままだと否定すらできない。
でも、それは決して気に入ったということではないんだ。
NOから深まるコミュニケーションもある
否定されるのは、最初はめちゃくちゃ怖かったけど、それだけ違う選択肢を見つけ出して潰せたということ。
叩き台があってはじめて、議論が深まっていくと思います。
ダメ出しというか、別意見であっても、すごく建設的な感じで言っていただける環境に恵まれてるから、そう思えるようになったのも大きいです。
感謝しかない。
企画書に限らず、
お客さんとのコミュニケーションでも、まさにそうですね。
打合せなどで、お話いただいた後に
「つまり、AなのでBのように進めていくというご意向ですか?」
とか、と聞き直しできると、
「いや、それはちょっと、〇〇という場合もあるので…」
「では、Cで進めましょうか」
とご提案できるということもよくあると感じます。
昔は、
「そうではない」って言われることが、減点のように感じていたのですが、
それこそ話が詰まっていってるってことなんですよね。
例えば、テストとかって、
1点でも多く点を取るために、わかってないところも埋めるじゃないですか。
あれって、点を取ることが目的だったらいいけど、
自分のわかってないところを把握するのが目的だったら空欄にしといた方がいいんですよね。
最初は無意識に点を取るタイプの考え方になっちゃってたけど、
今はあえて、違うかも、な案をぶつけて、意向をヒアリングするということができるようになってきたような気がします。
少なくとも、そういう考え方はできてきたかな。
もちろん、コンペ本番とかになれば、最終的に、ちょっと幅を持たせた表現とかも必要と思うのですが、
それは本当に最後の最後の技術だと自分は思ってます。
まだまだ完璧にはできてないことなので、できてますっていう体では書けなくて恐縮なのですが(笑)
これからも、根拠と意見を、言葉にできるよう頑張ります。